弊社の地下レーダー探査の技術で長く携わっているこの研究が、ついに歴史を変えるかもしれない大きな発見につながりました。
中央アメリカの古代文明を現地で調査している名古屋大学などの調査団が、当時の暦の単位などが刻まれた石碑の一部を見つけたと発表しました。
同様の石碑はこれまでも見つかっていますが、今回の発見場所は文明が栄えた範囲の南の端で、暦を使う文化が広く行き渡っていたことを示すものと注目されています。
名古屋大学大学院の伊藤伸幸助教らは、いまのエルサルバドル周辺で紀元前10世紀ごろから紀元後16世紀にかけて続いた遺跡群で、古代の文字が刻まれた、縦22.6センチ、横28センチの石のかけらを見つけました。
石碑の一部とみられ、文字は約400年を表し暦に使われた「バクトゥン」という単位と数字の「7」を表すということです。
同様のかけらの出土は、これまでに4例あるということですが、今回の発見場所は文明が栄えた範囲の南の端で、暦を使う文化が広く行き渡っていたことを示すとしています。
今後、破片の続きが見つかれば、文字文化の解明にもつながるということで、伊藤助教は「現在発見されているものより、もっと古い可能性も考えられる。今後の発掘が楽しみです」と話していました。(東海 NEWS WEB)
©NHK
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http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180428/4223821.html