高校の先端企業講演会で防災について話す

2024.11.28

福井県藤島高等学校において、先端企業講演会にお招きいただき生徒の皆さんに特別授業をさせていただきました。

おそらく、この企画が始まって5年くらい経ちますが、毎年お招きいただき感謝しております。

 

今回も防災についてお話ししましたが、これまでの防災の話題とは少しずつ変化しています。

というのも、やはり、「能登半島地震」と「能登半島豪雨」がとても身近で起こっているから。

これまで、地震災害と豪雨災害は同時に来ることは稀であると通念していましたが、能登で発生した2つの災害は半年あまりズレているとはいえ、復興中の中での出来事出ることを考えると、まさに「同時」に発生したと言っても過言ではありません。

自然災害はどことなく、隣の出来事のようでしたが、これからは自分ごとと認識する必要があるでしょう。

明日、いや今日、まさにこの瞬間に、皆さんが被災者になる可能性があるためです。

生徒の皆様には、防災には地質や土木技術だけでなく、様々な技術が必要である。そのために、これからの先端技術を用いた災害対応が求められてきます。

また、地震災害だけではなく水害災害が激甚化していることから、「流域治水」の必要性や取り組みについてもお伝えしました。

最後には、防災活動だからこそシリアスにならず、楽しく防災(ふざけているわけではありませんので誤解のないように)に、しかも高校生だからこそできることに取り組んでもらえるようにお話ししました。

災害は、忘れる前にやってきます。

短い時間の講演でしたが、生徒の皆さんの心に刺さったことを願っています。

 

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