高校の特別授業で自然災害を伝える

9月下旬、福井県立大野高校で、毎年開催されている職業発見講座に今年もお招きをいただきました。

私のセクションは、「経済・経営」です。

お話のテーマは自然災害。

何か異なっている感じがしますね。

しかし、そうでもないんです。

自然災害は、人命や人の財産を脅かすものです。

異常気象となり、集中豪雨や巨大地震が発生している現在、

自然災害とどのように共存していくべきかを学ぶことが、

経済・経営にとって最も重要なことの1つなんです。

 

福井県では地学を学んでいる高校は1つもありません。

そのため、生徒の皆さんが地学に興味を持ったとしても学ぶ術がないのです。

(地学基礎を学んでいる学校はたくさんあります)

 

最近の自然災害の規模はとても大きく、驚異です。

石川県で発生した災害も、同じようなものが私たちに降りかかることも十分あります。

そこで、土砂災害、流域治水など身近な災害と、

私たち、地質技術者の関係についてお話しし、

災害が増えているのに、地質技術者が不足していることを伝えたところ、

生徒の皆さんから、自然災害について学びたい、将来発生する気温上昇がすでにきていて驚いている、

地質技術者などが減少しているのはもはや地球単位で考えていくべき問題であると、

感想をいただきました。

(受講生の感想の一部です)

 

ぜひ、高校生の方だけでなく、多くの県民の方にも自然災害がそこにあることに気づき、

安全な対策を日頃から実行してもらいたいと思います。

 

大野高校の皆様、先生方、講演の機会をいただきありがとうございました。

 

 

 

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