ドローンの解析はどうやってるのか?

画像解析SfM(Structure from Motion)およびMVS(Multi-View Stereo)

人は、右目と左目で実は違う画像を見ています。私たちの2つの目は左右で5~6cm程離れています。そのため、同じものを見ていても左右それぞれ違う角度から捉えています。これを脳が瞬時に三角測量のような演算をして立体的にみせてくれています。

ドローンで撮影した画像は、飛行しながら位置を変えて撮影しています。

SfMおよびMVS解析で求めた三次元点群
(上空にある多数の四角形は、空撮位置を示す)

 

上図のように位置が異なる何枚もの写真をPCに読み込み、SfMおよびMVS解析を実施します。これにより、撮影箇所の3次元点群データが得られます。この3次元点群データを用いて、CIMにかかせない3次元モデルを構築していくことが可能です。また、上空からの歪みの歪のないオルソ(正射)画像も作成できます。

ドローンによる空中撮影時には、オペレーターとアシスタントの2名体制で実施します。作業は「航空法の一部を改正する法律(平成27年法大67号)」(以下、「改正航空法」)に則り、目視範囲内で周囲を常時監視して飛行させます。また、離着陸時にはドローンと第三者物件(人・建物・車両等)との間に離隔距離30m以上をとります。当社で使用しているドローンには、第三者物件に接触した際の危害を軽減させるためのプロペラガードを装着しています。撮影は、専用アプリ上で対象とする範囲と所定ラップ率を設定します。撮影後は、現地にて画像にノイズやボケなどが入っていないことを確認します。

飛行ルートの設定方法

 

ドローン本体