SAAM(サーム)システムとは
SAAM(Sustainable Asset Anchor Maintenance)システムとは、グランドアンカー工が施工されたのり面の維持管理に必要なアンカー緊張力等に関する調査を、小型・軽量なSAAMジャッキを用いることで、効率的かつ有効に行えるシステムです。
※国土交通省 新技術情報提供システムNETIS登録 登録番号:SK-070009
SAAMジャッキを用いたリフトオフ試験とは
SAAMジャッキを用いることで、リフトオフ試験を効率的で迅速に実施できるとともに、アンカーが施工されたのり面全体の緊張力分布状態を把握できます。
旧来ジャッキを使用
・クレーンでの搬入が必要
・足場の仮設が必要
・通行規制が必要
↓ (ジャッキの小型・軽量化)
SAAMジャッキを使用
・人力での搬入が可能
・足場の仮設が不要
・通行規制が不要
↓
リフトオフ試験の簡便化;迅速化
取得したデータより、のり面の緊張状態を面的に表現することで、メンテナンスすべきアンカーだけでなく、斜面全体の健全度の細かな状況を把握でき、メンテナンス予備群にも利用できます。
SAAMジャッキ
SAAMジャッキはほぼすべてのアンカーに対応できるように、専用アタッチメントが作られています。
SAAMジャッキによるアンカー調査の特徴
1. クレーン等での搬入が出来ないため、従来ジャッキでは試験が困難な場所でも・・・
2.小型・計量のSAAMジャッキは人力で搬入できるため試験が可能です。
3.高所でも足場仮設無しで調査が可能です(安全上必要な場合はあります)
4.災害など迅速な点検が求められる場合にも対応できます。