当社の会議室にスタッキングチェアを導入しました。
これまで、折りたたみ式の古いスチールの椅子を長いこと使っていました。どうしても会議室の雰囲気に合わないことが悩みでしたが、一部破損箇所も出てきたこともあって、このタイミングで入れ替えを決意しま した。
いろんなサイトで調べたりもしましたが、いまいちシックリくるものがなくて、以前に会議室の椅子を作っていただいた、mono製作所の布谷さんと相談しながら、今回の椅子製作を進めることになりました。
スタッキングチェア、結構簡単に考えていましたが、設計上、結構難しいことを今回知りました。ポイントは当然ですが、「重ねる」ことができるか。また、重ねていくことで前に出てくるため、座面の形状などにも気を配らなくてはいけません。
制限にばかり注意していると、デザイン的にも座り心地的にも妥協せざるを得ません。
どちらを取るか、どちらも取りたい、、、ということで、
最大3段の変形積みのスタッキングチェアとなりました。
特に気に入っているのが座面奥の足の取り付け部分が、「く」の字に曲がった部分。シャープに仕上がっていてカッコいいんです!
実は完成までに3案をデザインし、1案のモックを作り、そしていよいよ製作へ。実に4ヶ月以上。
(製作途中の様子)
時間はかかりましたが、オリジナルの良さが会議室にとてもマッチしています。
会議室という性質上どうしても重く、暗い話もあるので、
座面をカラフルにすることで、部屋の雰囲気がポップになるように心がけました。
全体に和風の雰囲気なので、奇をてらわないようなポップな仕上げに注意。
ミーティングや講習会が開かれることが多いこの会議室が、もっと楽しい空間になることを願って。
大切に使い続けていきます。