土と石の強化保存剤TOT
1.野外での耐候性が増し風化に耐える
野外風化実験では3種類の処理を行い、耐候の経過を観察しました。A(無処理)の土は、風雨により数週間程度で完全に流失してしまいましたが、CのTOT(含浸処理)の土は半年以上が経過しても元の形状を保っています。B(表面処理)の土は、TOTが表面しか浸透していないために内部の土が一部流失しました。
2.処理後の色調や質感がそのまま
凝灰岩に対する処理では、従来の製品では多少暗色化する傾向がありますが、TOTではほとんど変化しません。また、表面に膜を張ったり、照りが出るようなこともありません。
3.表面の硬さが増加
中世の瓦に対して強化処理を行いました。押し込み硬度試験の一種であるビッカーズ硬度試験によって表面硬度(Hv)を評価したところ、無処理に比べて約4倍に増大しました。また、石材では吸水率が低く、風化に対して耐久性が高くなります。
(左図)TOT処理した試料のビッカーズ硬度(Hv)は無処理に比べて約4倍増加
(右図)TOT処理した試料の吸水率(%)は無処理に比べて約半分。風化に対しても効果がある。
TOTは人体や環境にやさしい、クリーンマテリアルタイプです。
製品仕様
主成分 珪素を含有するゾル溶液
比重 0.835 g/cm2
粘度 1.09 × 10?-2 g/cm・sec
Si原子 溶液中に数%~10%程度
写真はシーラーボトル2kg入り
※福井県選定「実は福井」の技No.177
※国土交通省 新 技術情報提供システム(NETIS)KK-980071 登録
注)対象物は含水比約20%以下、反応中は水分供給の無い環境でTOTをご使用ください。