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野島地震断層
兵庫県津名郡北淡町  1999年

平成7 年1 月17 日午前5 時46 分に兵庫県南部地震 (M7.2)が、淡路島北方の明石海峡の地下深部14.3km 付近を震源として発生し、淡路島北部から対岸の神 戸市〜西宮市にかけて、死者6,400 人以上という戦後最大の被害をもたらしました。
この地震によって 淡路島北淡町に、長さ数10kmにわたって出現した地震断層が野島地震断層です。平成10年4月、小倉・長畠地区に北淡町震災記念公園および野島断層を約140m にわたって室内展示保存した野島断層保存館が整備されました。また、平成10 年7 月31 日には、国の天然記念物に指定され、今なお自然の驚異を如実に語りかけています。
そして平成11 年4 月に、メモリアルハウスがオープンし、敷地内の断層は、周囲の自然景観との調和や保存施設の規模などの問題から野外展示保存されることになりました。そこで「土と石の強化保存剤TOT」による強化保存処理を行いました。

写真1: TOT処理作業 写真2: 1年後の様子
写真3(右):処理後6年経過後の様子
保存状態は良好。問題なし

その後8年8ヶ月経過後に電話にて現地に確認したところ、保存状態は良好で、問題なしとの回答を得ました。