独創的技術

大型一面せん断試験機(TAMAS200)

大型一面せん断試験機(TAMAS200)は、砂防ソイルセメントを用いて枠体を構築する場合のせん断強度を測定する方法の一つとして開発された。現在、砂防ソイルセメントは圧縮強度によって設計、管理されているが、圧縮強度は砂防本来の側方衝撃等におけるせん断とは異なるため、側方からの応力に対するせん断抵抗を把握しにくいのが実情である。砂防ソイルセメントのせん断強度を把握する手法を一面せん断試験にすることによって、より実際に近いデータが得られるものと考えられる
TAMAS200
(写真1:機器TAMAS200)

  
(写真2:機器TAMAS200の供試体設置前(左)と設置後(右))

本機は従来の一面せん断試験機の原理とほぼ同じであるが、試験供試体をØ200×H100mmとすることで粗粒土に対しても適用可能となっている。
(2005.5.10作成・掲載)