pulseEKKOシリーズは、Noggin、Conquest,LMX、レスキューレーダーが誕生する前、Sensors & Softwareが製造・販売した初めての製品です。
それ以来、優れたパフォーマンスとシグナルクオリティで、世界中の専門家の方々から高い評価を得ています。
幅広いアンテナ周波数もその魅力の一つです。12.5MHzから1000MHzまでのアンテナで、考えうる限りのフィールドに適応できます。南極の氷床、氷河、深層地質、採鉱、地質工学的調査、考古学、犯罪科学、電気・ガス・水道等の公共施設調査、道路・橋・コンクリート構造物調査等、非常に多くの用途があります。
さらにpulseEKKOシステムは様々なシステム構成による使用が可能です。フルバイスタティック、一人での探査、カート式探査、人力による牽引式探査、車輌による牽引式探査などがあり、多様な地形、気候、環境に柔軟に適応できます。
Sensors & Softwareは地中レーダ技術のパイオニアとして30年以上に渡って様々な技術開発を行ってまいりました。
タイムウィンドウの長さ、サンプリング間隔、測定間隔、スタッキング・トリガー方法等の改良や、シンプルなコモンオフセット反射(Noggin、Conquest、LMXに採用)によるデータ収集を超える方法を生み出し、共通反射点法(CMP)、広角反射屈折法(WARR)、ボアホール、透過探査、多チャンネル探査などを可能にしてきました。
pulseEKKOPROのこの多様性は、世界中のどの地中レーダシステムにも追随を許さないものであり、ゆえに多くのプロフェッショナルに選ばれる理由にもなっています。
puleseEKKOPROは現在も進化し続けており、このほど最新のDVL、「DVL-500P」がリリースされました。フィールドでの探査をより簡単に有効に行っていただける機能が満載です。
ユーザー設定:
新しいDVL-500Pではすべての探査パラメーターが一つの画面上で設定できます。また、多くのパラメーター設定画面で、グラフやイラストを表示して目的をわかりやすくし、サンプル画面でのミニトレーニングもできるようにしました。
さらに複数のシステム構成が設定でき、データ収集中でも簡単に変更できます。
ラインスキャン:
ラインスキャンイメージを簡単にスクリーン上に表示できます。
生データに影響を与えることなく、カラーパレット、ゲイン、バックグランド除去フィルターなどを変更することができます。表示画面へのズームイン、ズームアウトがデータ収集中でも可能です。
フィールドでの注釈入力:
興味深い特徴が現れたら、その場所の画面をタッチしてカラーの点を表示させ、GPS情報を保存します。フィールド注釈のカラーを変更して異なる特徴を区別することもできます。
深度スライス:
グリッドデータ収集が終わったら(またはその途中でも)”Slice View”を使ってフィールドで深度スライスを表示できます。深度を上下させて、様々な深度からターゲットを確認することができます。
グリッドスキャン:
ユーザー設定で簡単にグリッドデータ収集のセットアップができます。
グリッドサイズを選び、測線間隔と測線方向を設定します。自動斜辺計算機能を使用すれば正確なグリッドが設定できます。
障害物がある場所でも、次の測線のスタート位置と方向を表示してくれます。
オートストップ機能で走行距離を設定しておけば、自動的にグリッドラインが終了します。
マップビュー:
この機能はGPSに基づき、探査エリア全体を表示します。GPR測線とグリッド、それにデータ収集中に追加された注釈やマーク、フラッグなども表示します。
探査中にチェックした地下の特徴を空間的にとらえるのに非常に有効です。マップビューはGoogle EarthのKMZファイルでも保存できます。
カラータッチスクリーン:
DVL-500Pはグローブを着用していてもタッチスクリーンが使用可能です。タッチスクリーンを使わない場合は、機械のボタンですべてのメニューにアクセスできます。
内蔵GPS:
スクリーンキャプチャやグリッドの測地基準を表示するためのものです。内蔵GPSの精度はスマートフォンや車のナビゲーションシステムと同等程度で、おおよその位置を把握できます。予備調査などには有効です。より高精度の情報が必要な場合、外付けGPSにも対応しています。
USBポート:
DVL-500Pから素早くデータをUSBメモリーにコピーし、パソコンにインポートしてEKKO_Projectソフトでプロット、編集、処理、解釈、リポート作成などを行うことができます。
Wi-Fi:
Wi-Fiを利用してネットワークに接続し、データイメージとデータ収集パラメーターが記載されたミニレポートをemailで送信することができます。ミニレポートは、お客様への迅速な回答として、また探査を続ける前に同僚からの意見が欲しい時など様々に活用することができます。
互換性:
DVL-500PはほとんどのpulseEKKOPROシステム−送受信器、アンテナ、オドメーターと、pulseEKKO100の送信機にも対応しています。
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