土質試験
土を調べるのはなぜか?
福井県内で土質試験の黎明期のころから、弊社では土質試験のサービスが始まりましした。
土木技術において「土」は、構造物などの建設物を支える基礎地盤だけでなく、ダムや道路などをつくる場合の材料として用いられます。このため土の性質を知ることは構造物の設計や施工にとって非常に重要なのです。ボーリング調査や建設現場で土をサンプリングしたり、建設中の土が設計通り用いられ適正や性能を発揮するかを管理するために、土質試験はあるのです。
土の起源は岩盤なのです。長い時間をかけて風化し、川の作用によって海へと流れていきます。海底に堆積した土は再度長い年月をかけて圧力を受けて岩盤になります。この作用でできる岩を「堆積岩」といい、果てしない地球の時間のなかでいったりきたりする岩盤です。土はその粒形の大きさで、礫、砂、シルト、粘土、コロイドと分類されます。それぞれに特徴があり、土が締め固まったり、さらさらとなったり、土の割合によって透水性、液状化、圧密など様々な現象を引き起こします。
例えば子どものころ、海岸の砂で山をつくりトンネルを掘った経験はないでしょうか。砂だけでは、砂山は崩れてしまうので、バケツで海水を足して築いたと思います。そうした砂山はトンネルを掘っても崩れることはなかったでしょう。水を加えすぎた砂山は流れ出し、うまく築けないことでしょう。これが土の力の一つなのです。土は、土の粒と水の割合がちょうどいい具合の時に締め固まって強くなるのです。こういった性質を求めるために試験を行い、数字化するのが土質試験なのです。
私たちは、JISをはじめとする厳格な基準で試験を行うほか、新たな試験方法の研究開発も行っています。常に、お客様が正確で迅速な施工ができるために。
土質試験の一例を次に示します。
- 土質試験
- 岩石試験
- 骨材試験
- 土木施工管理試験
- 建設発生土リサイクル試験
- 安定処理試験
- 建築地盤調査
土質試験でお困りのことがあれば、ご連絡ください。